エンバーミング(遺体衛生保全)について
エンバーミングとは御遺体を洗浄、消毒して体内から血液を出し防腐剤などを注入することによって、感染症の病源菌を滅菌、殺菌できるので感染の心配も無く、また腐敗を止めることによって御遺体を長期保存できるようになります。顔などを整え生前の姿に回復させることによって遺族の悲嘆の心情を和らげ、ゆとりあるお別れができる、という効果もあります。
御遺体の処置のため血管や体の小切開をする必要性があるため、御遺族に処置内容を説明して同意書をいただく必要があります。処置を施すには、遺体の尊厳とプライバシーに配慮した処置など、必要な訓練課程を修了し認定を受けたエンバーマーと呼ばれる技術者による処置が必要です。
日本ではIFSA(日本遺体衛生保全協会)という団体がエンバーミングの適切な実施と普及を目的として活動しています。
エンバーミングの手順
・全身に消毒液をスプレーし、殺菌・洗浄・洗髪します
・口腔などを殺菌して、髭を剃り、口や目を閉じて顔の表情を整えます
・皮膚を小切開し、動脈より薬液を全身に注入、静脈より体液を排出し、全身に薬液を浸透させやすいようにマッサージします
・体腔の一部を小切開して、内容物を排出し、防腐液を注入します
・切開部の縫合、修復
・もう一度全身を洗浄・洗髪します
・修復を必要とする部位の修復
・服の着付けをして、お化粧を施します
エンバーミング基本料金・時間
基本金額(防腐処置・着替え・化粧)・・・・150,000円 ~
※ご遺体の損傷具合によって費用が変わります。
修復・化粧直しも承ります(別途費用になります)
この他に安置場所からエンバーミングする場所までの搬送料金がかかります。
処置時間は通常の場合、平均2時間~3時間です
料金などにつきましては当社へお問合せ下さい。